音ゲープレー中の動作とフロー
音ゲープレー中の動作とフローについて考える
今回は音ゲーをプレーしている人がどういうことを認知し操作・フィードバックしているか考えてみます。
プレイヤーが行っている動作・フロー
音ゲーのプレー中の動作をフローチャート風に表現してみました。
暗記してリズム押しする場面を覗いては、
譜面を見る → どのタイミングでどうやって押すか判断する → 操作する
という動作フローになると思います。
フローごとにどういうことを認知・判断・操作しているか考えてみます。
1.譜面を見る・音を聞く
曲が始まるとBGMが流れて、画面上にノーツが降ってくるので、その情報を目や耳で認識します。
見る → 目から情報が取得する
聞く → 耳から情報を取得する
これらについてはシンプルに身体の機能ですね。
これらの情報を次のフローで譜面として認知します。
2.譜面の配置を認識する
見えたものがどういう配置なのか認識する という動作が次に来ます。
iidxの場合は一般的に縦認識・横認識・ブロック認識 などの認識方法があり、認知→判断までのサイクルタイム(サンプルレートみたいなもの)が認識方法で変わってくると考えられます。
また、音を聞いたりリズムを頭の中でイメージすることで譜面の間隔や配置(同時なのか、ずれているのか)などの補正も行っています。
事前に譜面を予習をすることで目や耳からの情報に頼る割合を減らすこともできると思われます。誤った形で譜面を覚えてしまうといわゆる”癖”になります。
3.どのタイミングで打鍵するか判断する・打鍵までの猶予時間を把握
次に認知した譜面をどのタイミングで押すか判断します。
譜面を認知したタイミング(いわゆる「目線」や「見切りライン」)から、実際に打鍵するまでの時間がどれだけあるか判断します。
この時に自分の身体の状態についても認知し、どれだけ力を入れればどういう操作ができるかも合わせて判断しています。
4.判断に従って打鍵方法を決める
認知→打鍵までの猶予時間を判断し、次に打鍵方法・譜面処理方法を判断します。
・鍵盤の場合は腕押し・スナップ押し・指押し・手の甲ひねりなどなど
・スクラッチの場合は押し引き、たたき皿や、指の本数、手首皿などなど
ここまでが認知→判断 になります。
5.打鍵操作を手に加える(筋肉を動かす)
判断の結果に応じて操作を行います。
身体がちゃんと動いているかは次の動作の結果によって認知しフィードバックします。
6.結果を指の感覚や目、耳で認知
・打鍵操作の後は手の感覚や打鍵音などで正しく身体が動かせたか判断します。
・ほとんどの音ゲーの場合は打鍵直後にGREATやPerfectなどの判定やfast/slow表示などが画面に表示されるため、それらを目から認知します。
・ゲーム側から出力される音や、鍵盤の打鍵音などは耳から認知しています。
ここまでが一連のサイクルになりますが、
判定結果や感覚に応じて次の打鍵タイミングや譜面を補正する場合は、譜面認知や打鍵までの猶予時間の把握 にフィードバック情報が加わるかと思います。
ざっとイメージで書きましたが、今回はプレー中の動作とフローについて考えてみました。