音ゲー分科会

音ゲー向けをテーマにいろいろ投稿していきます

音ゲーの操作や動作の無意識化

今回は音ゲープレイ中の動作と意識・無意識について考えてみます。

この記事では「無意識化した操作」とは、プレイヤーの動作のうち
譜面認識→譜面変換→打鍵操作 の譜面変換の処理を無意識的に行い高速化させる ことを指しています

操作の無意識化

わかりやすいイメージとしては、九九の計算で、2x3という形が来たら6、7x8という形が来たら56 のようにパターン暗記・認識して処理している感じです。
(7x8は、7が8個あるから7+7+... という計算はしませんね。)

無意識化した操作の練度や精度を上げられれば処理を行うサイクルタイムが短縮され、単位時間あたりの譜面処理量が増えると考えています。
=地力が高いと言えそうです。

まずはプレイヤーがどのように操作を無意識下に移行しているか考えてみることにしました。

無意識下に移行するまでの流れ

操作の無意識化までの流れ

・まず自分のやりたい動作や理想をイメージする
・イメージに合わせて動作してみる
・イメージに対して出来ていない動作があることを認知する
・どこがイメージに対しズレているか分解して考える
・分解した内容に対し対応する動作を考える
・対応する動作をやってみる
最初に戻る)
・イメージに対し出来ていない動作が減るにつれて、できてないことに対する認知が減る(忘れるに近い?)
・動作イメージに対し結果の誤差がなくなると考えなくなる(考える必要が無くなる)
・考えずに操作を繰り返すと無意識に操作ができるようになってくる
・無意識下で動作するようになる

という仮説です。

この仮説から、実際にどういうステップを踏めば動作を無意識下に移行できるか落とし込んでみます。
(基本的に上記のフローを言い換えただけです。)
・最初はいつも通りプレイする
・判定から押せていない譜面の形や鍵盤位置を認知する
・押せていない理由を考える
 手がイメージ通り動いていないのか
 認識した譜面の配置を誤解しているのか
・押せる方法を新たに考える
 打鍵方法や運指を変える
 譜面認識方法を変える
・新たな方法を試す
・結果を再び認知する
・イメージ通りに操作できるようになったら反復練習し、無意識下で操作できるようにする
このような流れかと考えました。

ここで、押せていない理由が二種類でてきます。
・譜面認識
・操作精度
どちらが上手くいっていないか認知できていないと対処を誤ります。

これらを正しく認知するには、二つの要素のうち片方が無意識下における余裕があると考えています。
音ゲーの動作フローから考察すると
・認識力が十分な譜面で操作が上手くできているか判定する (判定も目で確認する為、認識力に余裕が必要)
・上手く操作できている前提で、認識が難しい譜面をプレイし認識不足箇所を認知する
・さらに、譜面の見落としによるものか譜面の形を誤解しているものなのか分析する
というプロセスが良い気がします。

ざっくりしたプレイ方針としては
・アップの段階で認識に余裕がある曲で打鍵方法を無意識下に移行させる
・極端に実力が不足している譜面は何か出来ていないか認知できないので極力やめておく
・打鍵に余裕がありすぎる曲は打鍵方法が実力の上限に近い曲をプレイ中の打鍵方法と異なることがあるので注意する
・譜面認識が不足して打鍵できてない場合に誤って打鍵方法を疑わないようにする。運指力優位を保つ。
かなと考えます。

今回はプレー中の操作の無意識化について考えてみました。
この考え方を用いることで「限界的練習」のうちの「良質なフィードバック」が得られると信じています。

次回は無意識化と不調の関係について考えてみようかと思います。
~終わり~